子どもの「生きる」を考える
子どもの「生きる」を考える
小児科医・作家
一般社団法人Yukuri-te
代表理事 
湯浅正太
みんなとおなじくできないよ

体の作用を無駄にしない

2023/08/11

記事【体の作用を無駄にしない】

このブログ記事の内容は、Voicyでも配信しています。

【この記事の執筆者(湯浅正太)の自己紹介】小児科医(小児科専門医、小児神経専門医、てんかん専門医)&作家。病気や障がいのある子どもの兄弟姉妹(以下、きょうだい)を支援するための絵本「みんなとおなじくできないよ」や「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」の作者。自身もきょうだいとして育ち、小児科医として働くかたわら、子どもの心を育てる一般社団法人Yukuri-te(ゆくりて)を設立し活動している。詳しくは、法人ホームページをご覧ください。絵本「みんなとおなじくできないよ」を Amazonで見てみる書籍「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」を Amazonで見てみる

#小児科医 #湯浅正太 #しょーた #Yukuriーte

こんばんは。絵本「みんなとおなじくできないよ」や「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」の作者で、小児科医のしょーたです。

今日は「体の作用を無駄にしない」というテーマで短くお話ししたいと思います。

あなたは、体の作用を考えたことはありますか?例えば、体に異物が入ると、体はその異物を排除しようとします。食べ物ではないものを飲み込んだら、吐き気が始まるか、あるいは下痢をします。そうやって体は異物を排除しようとするんですね。

感染症にかかった時を考えてみましょう。ウィルスという異物が体に侵入してきた場合、体はそれを排除しようとします。下痢をして、あるいは、鼻水を出して、どんどんウィルスを排除するように努めます。

世の中に便利な薬がたくさんありますが、ぜひ体の作用を無駄にしないでください。例えば、胃腸炎の時には下痢止めを使いません。下痢をしていいですから、その分脱水にならないように水分補給をお願いします。鼻水も、もし可能であれば、出すことを考えてみてください。

今日は「体の作用を無駄にしない」というテーマでお話ししました。

だいじょうぶ。

まあ、なんとかなりますよ。

湯浅正太(ゆあさしょうた)

PROFILE
2007年 3月 高知大学医学部 卒業。小児科専門医、小児神経専門医、てんかん専門医。一般社団法人Yukuri-te(ゆくりて)代表理事。イーズファミリークリニック本八幡 院長。作家。著書に『みんなとおなじくできないよ』(日本図書センター)、『ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ』(メジカルビュー社)がある。

一般社団法人 Yukuri-te(ゆくりて)

『みんなとおなじくできないよ』

障がいのある「おとうと」がいる小学生の「ボク」。おとうとのことを好きだけど、ちょっと恥ずかしく、心配にも感じている。複雑な感情と懸命に向き合って「ボク」がたどり着いた答えとは?「きょうだい児」ならではの悩みや不安、孤独な気持ちが当事者の視点から描かれた絵本。湯浅正太著/1760 円(日本図書センター)

『みんなとおなじくできないよ』

診察する, 治療する, 命と向き合う, …医師として働くとはどういうことか, 患者さんにどう接するか, “正解”はなくとも「考えて答えを出していかねばならない」倫理的なテーマについて医学生/研修医に向けて解説。小児科医であり絵本作家でもある著者が, 医療現場のエピソードに沿った「物語」を提供し, 読者に考えてもらいながら倫理観を育んでいく。「明日からの診療に役立つ一言」も記載し, 躓いたとき, 迷ったときに心の支えとなる書籍。湯浅正太著/2420 円(メジカルビュー社)

これからの時代を生きる子どもたちの心を育てたい。当法人の活動に賛同くださり、ご支援いただける場合は、右の「寄付ボタン」からお願いいたします。ページが表示されるまで、少々時間がかかる場合がございます。

寄付ボタン

友だち追加

お問い合わせについて

         

施設/事業所サポート

         

子どもの保育/教育/支援に関わる施設/事業所様を応援する当法人のサポート情報は、「施設/事業所サポート」ページからご確認ください。

施設/事業所サポート

お問合せ

         

「子育てセミナー」「施設/事業所サポートのご相談」「取材依頼」「講演依頼」「そのほか」についてのお問い合わせは、「お問い合わせフォーム」をご利用ください。

お問い合わせフォーム
   

気軽にYukuri-teとつながってみてください!

これからの時代を生きる子どもたちのことを思い、この法人を設立しました。