記事【小児科医が感じる感染症の変化】
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【この記事の執筆者(湯浅正太)の自己紹介】小児科医(小児科専門医、小児神経専門医、てんかん専門医)&作家。病気や障がいのある子どもの兄弟姉妹(以下、きょうだい)を支援するための絵本「みんなとおなじくできないよ」や「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」の作者。自身もきょうだいとして育ち、小児科医として働くかたわら、子どもの心を育てる一般社団法人Yukuri-te(ゆくりて)を設立し活動している。詳しくは、法人ホームページをご覧ください。絵本「みんなとおなじくできないよ」を Amazonで見てみる書籍「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」を Amazonで見てみる
#小児科医 #湯浅正太 #しょーた #Yukuriーte
こんばんは。絵本「みんなとおなじくできないよ」や「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」の作者で、小児科医のしょーたです。
今日は「小児科医が感じる感染症の変化」というテーマで短くお話ししたいと思います。
あなたの周りには、今どんな感染症が流行っていますか?新型コロナウィルスでしょうか?RSウィルスでしょうか?それとも、他のウィルスですか?
新型コロナウィルス感染症が流行する前には、冬にはインフルエンザウィルスとかRSウィルスの感染症が流行っていました。その後暖かい季節になるに従って感染症の流行がおさまります。そして、夏に向けて暑くなり始めた頃から夏風邪のヘルパンギーナや手足口病が流行る。そんな変化がありました。
小児科の外来もその感染症の流行によって、状況が変わっていました。冬には発熱の子どもたちが多い一方で、夏には発熱の子どもたちの受診が減る。そんなこともあったものです。でも最近は、この変化が少し変わっているように思います。夏の季節にも関わらず、小児科の外来には発熱患者さんが多く押し寄せています。季節外れのRSウィルスやらインフルエンザウィルスやら、これまでの時代とはちょっと違う流行の仕方をしているように感じます。
今の状況にどうにか適応しながら、これまでとは違うこの時代を乗り越えたいものです。
今日は「小児科医が感じる感染症の変化」というテーマでお話ししました。
だいじょうぶ。
まあ、なんとかなりますよ。
湯浅正太(ゆあさしょうた)
PROFILE
2007年 3月 高知大学医学部 卒業。小児科専門医、小児神経専門医、てんかん専門医。一般社団法人Yukuri-te(ゆくりて)代表理事。イーズファミリークリニック本八幡 院長。作家。著書に『みんなとおなじくできないよ』(日本図書センター)、『ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ』(メジカルビュー社)がある。
『みんなとおなじくできないよ』
障がいのある「おとうと」がいる小学生の「ボク」。おとうとのことを好きだけど、ちょっと恥ずかしく、心配にも感じている。複雑な感情と懸命に向き合って「ボク」がたどり着いた答えとは?「きょうだい児」ならではの悩みや不安、孤独な気持ちが当事者の視点から描かれた絵本。湯浅正太著/1760 円(日本図書センター)
『みんなとおなじくできないよ』
診察する, 治療する, 命と向き合う, …医師として働くとはどういうことか, 患者さんにどう接するか, “正解”はなくとも「考えて答えを出していかねばならない」倫理的なテーマについて医学生/研修医に向けて解説。小児科医であり絵本作家でもある著者が, 医療現場のエピソードに沿った「物語」を提供し, 読者に考えてもらいながら倫理観を育んでいく。「明日からの診療に役立つ一言」も記載し, 躓いたとき, 迷ったときに心の支えとなる書籍。湯浅正太著/2420 円(メジカルビュー社)
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