記事【子どものために用意しておきたい防災グッズ】
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【この記事の執筆者(湯浅正太)の自己紹介】小児科医(小児科専門医、小児神経専門医、てんかん専門医)&作家。病気や障がいのある子どもの兄弟姉妹(以下、きょうだい)を支援するための絵本「みんなとおなじくできないよ」や「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」の作者。自身もきょうだいとして育ち、小児科医として働くかたわら、子どもの心を育てる一般社団法人Yukuri-te(ゆくりて)を設立し活動している。詳しくは、法人ホームページをご覧ください。絵本「みんなとおなじくできないよ」を Amazonで見てみる書籍「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」を Amazonで見てみる
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こんばんは。絵本「みんなとおなじくできないよ」や「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」の作者で、小児科医のしょーたです。
今日は、「子どものために用意しておきたい防災グッズ」というテーマでお話ししたいと思います。
今日は別の放送として有料放送を流しましたが、こちらはそれとは全く関係ないテーマで無料放送として流しています。
台風の季節になりましたが、日頃から災害に備えて準備をしておくことは大切ですよね。以前台風が自宅の地域に来た時に、その地域が数日間停電や断水になったんですね。その時は、電気や水道が使えることのありがたさを身に染みて感じました。
そんな「いざ」という時に備えて、あなたは何か防災グッズを持っていますか?懐中電灯とか、非常食とか、色々ありますよね。僕が気に入っているものとしては、非常食として使える常温保存できる牛乳です。もちろん開封後には冷蔵保存するわけですが、開封前には常温保存が可能な牛乳があります。
なんでその牛乳が気に入っているかというと、味が紅茶に合うからです。僕は紅茶が好きで、毎日紅茶を飲んでいます。朝起きて紅茶を飲んで、仕事用に持っていく水筒にも紅茶を入れています。別に高価な紅茶ではなくて、どこにでも売っている紅茶のティーバッグを利用しています。そんな紅茶になぜかその保存用の牛乳の味があうので、利用しています。
でも、おそらく一番防災グッズとして用意したいと思っているのは、水ですね。しかも、飲める水ですね。世の中の子どもたちのことを考えても、飲料水はとても大切な防災グッズと思います。
大人に比べて子どもは、水分摂取が不足したり、下痢で水分が体から出ていってしまうと、脱水症状を起こしやすいんです。ですから、子どもが体調不良の時にとにかく注意してもらいたいと思っているのは、水分摂取です。もちろん、糖分や塩分も欠かせません。ですから、OS-1や、ポカリスエットやアクエリアスなどのようなスポーツドリンクをひとまず摂取して脱水に気をつけてもらいたい。小児科医として、そんな風に思っています。
災害の時も同様です。まずは脱水に気をつけて水分確保はしてもらいたいと思うんです。
例えば、体重10kgの子どもであれば、普通に生活していた場合、1日約1リットルの水分が必要なんです。でも、よく考えてみてください。もし災害が夏に起こったら、停電のためにエアコンも使えないかもしれません。すると、汗をかきやすくなって、より多くの水分が体から飛んでいってしまう可能性があるんです。
これから夏が到来します。子どもたちが脱水症にならないように、ぜひ水分を摂らせてあげてください。
今日は「子どものために用意しておきたい防災グッズ」というテーマでお話ししました。
だいじょうぶ、
まあ、なんとかなりますよ。
湯浅正太(ゆあさしょうた)
PROFILE
2007年 3月 高知大学医学部 卒業。小児科専門医、小児神経専門医、てんかん専門医。一般社団法人Yukuri-te(ゆくりて)代表理事。イーズファミリークリニック本八幡 院長。作家。著書に『みんなとおなじくできないよ』(日本図書センター)、『ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ』(メジカルビュー社)がある。
『みんなとおなじくできないよ』
障がいのある「おとうと」がいる小学生の「ボク」。おとうとのことを好きだけど、ちょっと恥ずかしく、心配にも感じている。複雑な感情と懸命に向き合って「ボク」がたどり着いた答えとは?「きょうだい児」ならではの悩みや不安、孤独な気持ちが当事者の視点から描かれた絵本。湯浅正太著/1760 円(日本図書センター)
『みんなとおなじくできないよ』
診察する, 治療する, 命と向き合う, …医師として働くとはどういうことか, 患者さんにどう接するか, “正解”はなくとも「考えて答えを出していかねばならない」倫理的なテーマについて医学生/研修医に向けて解説。小児科医であり絵本作家でもある著者が, 医療現場のエピソードに沿った「物語」を提供し, 読者に考えてもらいながら倫理観を育んでいく。「明日からの診療に役立つ一言」も記載し, 躓いたとき, 迷ったときに心の支えとなる書籍。湯浅正太著/2420 円(メジカルビュー社)
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