記事【子どもたちが仕事を決めるということ】
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【この記事の執筆者(湯浅正太)の自己紹介】小児科医(小児科専門医、小児神経専門医、てんかん専門医)&作家。病気や障がいのある子どもの兄弟姉妹(以下、きょうだい)を支援するための絵本「みんなとおなじくできないよ」や「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」の作者。自身もきょうだいとして育ち、小児科医として働くかたわら、子どもの心を育てる一般社団法人Yukuri-te(ゆくりて)を設立し活動している。詳しくは、法人ホームページをご覧ください。絵本「みんなとおなじくできないよ」を Amazonで見てみる書籍「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」を Amazonで見てみる
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こんばんは。絵本「みんなとおなじくできないよ」や「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」の作者で、小児科医の湯浅正太です。
先週はクリニックの内覧会を行いましたが、たくさんの方に見にきていただきました。どうもありがとうございます。
今日は、子どもたちが仕事を決めるということ、というテーマで短くお話ししたいと思います。
新型コロナウィルスがまた再流行していますが、最近は生後6ヶ月から4歳の子どもたちへの新型コロナワクチン接種も行われるようになりました。僕のクリニックでも、子どもたちへ新型コロナワクチンの接種をしています。
新型コロナに対するワクチンが普及するようになり、感染による重症化を防げるようになりました。それは本当に素晴らしいことです。ただ、新型コロナに感染しないわけではないですから、医療従事者はその感染のリスクを抱えながら診療を行なうわけです。
そんな風に新型コロナに向き合いながら思うのは、僕らは以前には想像もしていなかった時代を経験しているんだな、ということです。そんなことをあらためて感じています。
そういう社会の現状を今の子どもたちが見て、どんな職業に就こうと思うんだろう、そんなことを思います。
その職業に就こうとするからには、少なくともそこに希望や好奇心があるはずです。「その職業に就いて、人生を楽しみたい」とか、「これまでの経験をいかせる職業に就いて、生まれてきた価値を感じたい」とか、いろんな思いがあるはずですね。
無邪気に笑う子どもたちを見ていると、今の子どもたちがそんな希望を抱きながら仕事を決められるように、どんな時代であっても生きる楽しさを味合わせてあげたい、そんな風に思いますね。
こうやって新型コロナウィルスの流行を経験した子どもたちは、会話が制限されて、お互いがつながりにくい時代を生きているわけです。でも同時に、お互いに協力し合い乗り越える経験を積んでいる世代とも言えるかもしれません。
今の時代をポジティブに人生にいかせるには、やっぱり大人の背中が必要なのだろうなと思います。新型コロナウィルスという感染症が蔓延して色々な人たちが感染する中でも、ワクチンを普及させながら徹底的に戦って、お互いに協力し合いながらこの時代を切り抜ける。そんな力強い背中を子どもたちに見せてあげたいですね。
そういった大人の背中を見て希望を抱きながら、その子らしい職業を選んでくれたら嬉しいですね。
今日は、子どもたちが仕事を決めるということ、というテーマでお話ししました。
だいじょうぶ、
まあ、なんとかなりますよ。
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