記事【子どもにとって最高の住まい】
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【この記事の執筆者(湯浅正太)の自己紹介】小児科医(小児科専門医、小児神経専門医、てんかん専門医)&作家。病気や障がいのある子どもの兄弟姉妹(以下、きょうだい)を支援するための絵本「みんなとおなじくできないよ」や「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」の作者。自身もきょうだいとして育ち、小児科医として働くかたわら、子どもの心を育てる一般社団法人Yukuri-te(ゆくりて)を設立し活動している。詳しくは、法人ホームページをご覧ください。絵本「みんなとおなじくできないよ」を Amazonで見てみる書籍「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」を Amazonで見てみる
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こんばんは。絵本「みんなとおなじくできないよ」や「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」の作者で、小児科医の湯浅正太です。
今日は、子どもにとって最高の住まい、というテーマで短くお話ししたいと思います。
あなたはどんな家に住んでいますか?マンションですか、戸建てですか?どんな住まいが、子どもにとって最高なのでしょうか?
子どもの心の成長にとって大切なものは、安心安全な環境で、安心安全な存在と暮らすことです。子どもにそんな暮らしを提供するためには、親子のつながりが感じられる生活が欠かせません。
つまり、子どもの心の成長にとって、マンションでも、戸建てでも、賃貸でも、持ち家でも、なんでもいいんです。それよりも、朝起きてきたら「おはよう」の挨拶を、夜眠る時には「おやすみ」の挨拶を交わせる。そんな交流の場さえあれば、どんな家でも最高の家になります。
時々、家での挨拶を交わすことがない状態で生活しているお子さんに外来でお会いすることがあります。そういったお子さんの中には、うまく生活に適応できていない子も少なくないのです。
それほど、子どもたちが心を健全に保ちながら生きるうえで、家庭での交流は欠かせません。ちょっとでも言葉を交わす。ちょっとでも触れ合う。そのちょっとが積み重なって、大きな成果となって現れるものです。
ですから、子どもたちにとって最高の住まいとは、親子が交流できる住まいです。生活しているその時にはわからないものですけど、親子が交流するということは、薬よりも何よりも絶大な威力を発揮します。
今日は、子どもにとって最高の住まい、というテーマでお話ししました。
だいじょうぶ、
まあ、なんとかなりますよ。
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