記事【偏食をなおしたければ】
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【この記事の執筆者(湯浅正太)の自己紹介】小児科医(小児科専門医、小児神経専門医、てんかん専門医)&作家。病気や障がいのある子どもの兄弟姉妹(以下、きょうだい)を支援するための絵本「みんなとおなじくできないよ」や「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」の作者。自身もきょうだいとして育ち、小児科医として働くかたわら、子どもの心を育てる一般社団法人Yukuri-te(ゆくりて)を設立し活動している。詳しくは、法人ホームページをご覧ください。絵本「みんなとおなじくできないよ」を Amazonで見てみる書籍「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」を Amazonで見てみる
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こんばんは。絵本「みんなとおなじくできないよ」や「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」の作者で、小児科医の湯浅正太です。このチャンネルでは、子どもの心に関わる物事を気ままに発信しています。ですから、紅茶でも飲みながら、ゆる〜い気持ちで聴いてもらえればと思っています。
皆さんは、食べ物の好き嫌いはありますか?小児科医として診察をする中でよくいただく質問に、子どもの「偏食」があります。「偏食があって、子どもがなかなか食べようとしないです」というコメントをいただくのですね。
あの手この手で食べさせようとしても、なかなかうまくいかない。子どもの食事ではそんなことが珍しくありません。そんな子どもにとって、最も大切なことはなんでしょうか?それは、好奇心です。
子どもは緊迫した空気は好きじゃありません。強制的に食事を食べさせられるようなシチュエーションは、誰だって嫌なものです。無理矢理口に食べ物を押し付けられたりしたら、余計に食べることを嫌いになります。
子どもが好きなのは、好奇心をそそられるシチュエーションです。例えば、親御さんが楽しそうにピアノを弾いていたら、子どもも「ピアノ、楽しそうだな」「ピアノを触ってみようかな」なんて思いながら、ピアノが好きになっていきます。
それと同じように、美味しそうに、楽しそうに食事をしている親御さんをみたら、子どもは食事は楽しいものという印象をもちます。何か子どもに食べさせたいものがあれば、大人の側がそれを美味しそうに楽しそうに食べてみる。その姿を子どもに見せてあげる。そういった食育の姿勢が大切なのです。
家族が食事を楽しむことで、子どもの偏食は変わります。
だいじょうぶ、
まあ、なんとかなりますよ。
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