記事【子どものための家族のチームワーク】
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【この記事の執筆者(湯浅正太)の自己紹介】小児科医(小児科専門医、小児神経専門医、てんかん専門医)&作家。病気や障がいのある子どもの兄弟姉妹(以下、きょうだい)を支援するための絵本「みんなとおなじくできないよ」や「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」の作者。自身もきょうだいとして育ち、小児科医として働くかたわら、子どもの心を育てる一般社団法人Yukuri-te(ゆくりて)を設立し活動している。詳しくは、法人ホームページをご覧ください。絵本「みんなとおなじくできないよ」を Amazonで見てみる書籍「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」を Amazonで見てみる
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こんばんは。絵本「みんなとおなじくできないよ」や「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」の作者で、小児科医の湯浅正太です。このチャンネルでは、子どもの心に関わる物事を気ままに発信しています。ですから、紅茶でも飲みながら、ゆる〜い気持ちで聴いてもらえればと思っています。
あなたは、子どもが生きるうえで欠かせないものって何だと思いますか?もっと言うと、人が生きるうえで欠かせないものって何だと思いますか?今日は、そんなことを考えてみたいと思います。
世の中には色々な価値観がありますよね。お金や業績や地位なんかも、価値観のうちの一つですね。でも、そういったものではなくて、人の心を豊かにしてくれて、かつお金もかからず、人生の最期まで失われない価値があるものがあります。それは何だと思いますか?それは、家族の心のつながりです。
テレビ番組でも時々、家族のルーツを辿るような番組がありますね。番組でなくとも、人が人生の最期を意識するようになると、自分の存在意義を確かめようとします。どんな縁があって、人として生まれてきたのか。そんな家族のつながりを知りたくなる時がくるものです。
あるいは、人生の最期を意識しなくったって、あなたが親になって子どもを育てる時、あなたは自分の子どもの頃を振り返ります。「自分が子どもの頃、親はどんな風に接してくれたか」「親のこんな接し方が嬉しかった」「親のこんな接し方が嫌だった」、そんな風に親と自分とのつながりを振り返るものです。
そうやって自分の親との関係を振り返る時、「親が自分に温かく関わってくれた」「親族と楽しい時間を過ごした」、そういった思い出が、あなたが生きるための糧となることが何となく理解いただけると思います。
逆に例えば、もしもあなたが親からの温かい関わりを経験していなかったら、あなたは自分の存在意義を見失ったり、我が子への関わりに戸惑うことだってあるでしょう。
自分が経験していない物事を、次の世代の子どもたちへ経験させてあげるということは、実に難しいことです。「温かい関わりって何だろう?」「子どもへの愛って、どういうことだろう?」、そうやって戸惑ってしまうことだってあります。
そういったことを考えると、親子のつながりには相当な価値があることがわかります。そして、子どもがいる中での家族の理想のチームワークとして欠かせないことは、親子のつながりを感じる機会を絶やさないことなのだと思います。
親子のつながりを大切にすれば、
だいじょうぶ、
まあ、なんとかなりますよ。
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