子どもの「生きる」を考える
子どもの「生きる」を考える
小児科医・作家
一般社団法人Yukuri-te
代表理事 
湯浅正太
みんなとおなじくできないよ

そんなもんだと思います

2022/08/08

記事【そんなもんだと思います】

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【この記事の執筆者(湯浅正太)の自己紹介】小児科医(小児科専門医、小児神経専門医、てんかん専門医)&作家。病気や障がいのある子どもの兄弟姉妹(以下、きょうだい)を支援するための絵本「みんなとおなじくできないよ」や「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」の作者。自身もきょうだいとして育ち、小児科医として働くかたわら、子どもの心を育てる一般社団法人Yukuri-te(ゆくりて)を設立し活動している。詳しくは、法人ホームページをご覧ください。絵本「みんなとおなじくできないよ」を Amazonで見てみる書籍「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」を Amazonで見てみる

こんばんは。絵本「みんなとおなじくできないよ」や「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」の作者で、小児科医の湯浅正太です。このチャンネルでは、子どもの心に関わる物事を気ままに発信しています。ですから、紅茶でも飲みながら、ゆる〜い気持ちで聴いてもらえればと思っています。

今日は、僕の嬉しい体験をお話ししたいと思います。

僕の外来に来てくれているある子は、小学校の頃は学校を休んだりして、うまく生活できなかったんですね。でも、そんな子も、少しずつ心が成長して、普通に学校に通えるようになりました。

その子の表情や態度を見ると、自信がついてきたことがよくわかります。自信なさげだった子どもが、少しずつ回復して、何もなかったかのように堂々とした姿を見せてくれるようになる。そんな姿を見ると、親ではないですが、やっぱり嬉しいですね。

その子は中学では部活に入って頑張っていました。僕がある時、その子の心の様子をちょっと確認したくて、ある質問をしてみました。それが、「部活、頑張ってるね。たいへんじゃない?」です。

そうしたら、その子は何て答えてくれたと思いますか?

「たいへんですよ(苦笑)。でも、そんなもんだと思います」って答えてくれました。

このやり取りで何が確認できたと思いますか?それは「あるがままを受け入れる心」です。その子の中にそういった心が育っていることを確認できました。「あるがままを受け入れている」ということは、次の成長のステップへ進む準備ができているということです。

子どもは、大人が理解してあげれば、健全に育ちます。

だいじょうぶ。

まあ、なんとかなりますよ。

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