子どもの「生きる」を考える
子どもの「生きる」を考える
小児科医・作家
一般社団法人Yukuri-te
代表理事 
湯浅正太
みんなとおなじくできないよ

記事【経験がつながる未来】

このブログ記事の内容は、Voicyでも配信しています。

【この記事の執筆者(湯浅正太)の自己紹介】小児科医(小児科専門医、小児神経専門医、てんかん専門医)&作家。病気や障がいのある子どもの兄弟姉妹(以下、きょうだい)を支援するための絵本「みんなとおなじくできないよ」や「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」の作者。自身もきょうだいとして育ち、小児科医として働くかたわら、子どもの心を育てる一般社団法人Yukuri-te(ゆくりて)を設立し活動している。詳しくは、法人ホームページをご覧ください。絵本「みんなとおなじくできないよ」を Amazonで見てみる書籍「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」を Amazonで見てみる

#人生を変えた海外体験 #経験がつながる未来 #子育て #小児科医 #湯浅正太

こんばんは。絵本「みんなとおなじくできないよ」や「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」の作者で、小児科医の湯浅正太です。このチャンネルでは、子どもの心に関わる物事を気ままに発信しています。ですから、紅茶でも飲みながら、ゆる〜い気持ちで聴いてもらえればと思っています。

皆さんは子どもの頃に経験したこと、あるいは大人になってから経験したこと、思い出に残っている物事があると思います。その物事って、その後色々な風につながる経験もされているのではないかなあと思います。その時にはその経験がどんな風に役立つのかがわからなくても、後になって「あの時経験していてよかったあ」という出来事ってありますね。

僕は障害児医療に関わりたいと思いながら、医学部に入りました。これから自分は色々な障害を抱えた子どもたち、あるいはあらゆる環境で生きる子どもたちに接していきたい。そのためにも、あらゆる視点を学びたいと思っていました。例えば、文化や言葉などの背景が違う人たちと会って、色々な社会を知って自分の見聞を広めたいと思っていました。

そんなことを思いながら医学部で生活していたある時、海外の医学生に出会う機会がありました。その当時の自分にとっては、医学の知識も社会的な知識ももっている海外の学生がまぶしく見えたのですね。そんな彼らを目の当たりにして、とてもワクワクしたのを覚えています。

そういった経験も通して、外の世界を知りたいという思いがどんどん強くなりました。それから、英語のTOEFLの試験も受けたりして、医学部の留学制度を利用させてもらって、まずは短期間海外に行かせていただきました。その留学先では、同世代の若者たちと文化の違いや将来の夢を語り合ったりしました。

今思うと、それは周りの大人に守ってもらいながら、自分たちの学ぶ意欲を最大限に引き出してもらえる空間であったように思います。そうやって安心・安全な感覚をもちながら、外の世界を知っていくことができました。「外の世界には自分の知らない世界がこんなに広がっているのだ」、そんなことを実感しました。

すると、もっと知りたいという気持ちがどんどん強くなっていったのですね。鉄は熱いうちに打てという諺がありますが、それは今かも知れないと思うようになりました。そしていつしか休学して海外に行ってみたいと思うようになっていました。

医学部は6年間ありますが、当時休学を希望する人はあまりいませんでした。みんなストレートに6年間を過ごし卒業することが当たり前という環境でした。ですから、一人だけ休学して海外に行ってみることを選択する僕はちょっと変わった人だったかもしれません。もちろん不安もあったかもしれませんが、自分の知らない外の世界を知りたいというワクワクした希望の方が大きかったです。

そうやって1年間休学して海外に行かせてもらいました。海外に行くと、そこには色々な国からの留学生がいました。ある国ではそうやって海外に留学することが当たり前であったり、あるいは国の事情でどうしても海外で学ぶ選択をせざるを得ない学生もいました。そうやって色々な国の若者たちと交わる中で、自分とは違う人たちと、どうやって共存していくかを考える機会を与えてもらったように思います。

そういった経験をしてから、不安があっても、自分の好奇心が向く方向に進むことで色々な新しい発見やチャンスに巡り会えるものだと思うようになりました。逆に、不安を理由に挑戦をしないで諦めてしまう人を見ると、勿体無いと思うようにもなりました。それほど、海外に行った僕の経験は、僕の価値観や人生を変えた体験だったと思います。

「可愛い子には旅をさせよ」とは、本当にその通りだと思います。子どもたちの可能性を広げるためにも、色々な経験を子どもたちに積ませてあげたい、そう思います。

「この子には無理」と決めつけてしまう親御さんや、「蛙の子は蛙」という表現をする親御さんがいます。その態度こそが、子どもの可能性を狭めてしまう。そう思うのですね。大人の固定観念に囚われずに、あらゆる可能性を子どもたちの中に信じることで、子どもたちは如何様にも成長していきます。

そういう理解をもって、生活背景によらずに、あらゆる子どもたちにチャンスを提供できる社会にしたい。格差社会があっても、あらゆるところに学びの機会があって、色々な人と触れ合える機会を子どもたちに提供できる社会にしたい。そう思います。

だいじょうぶ。

大人が意識すれば、社会はきっと変わります。

まあ、なんとかなりますよ。

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