記事【七夕から見えてくる子どもの心】
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【この記事の執筆者(湯浅正太)の自己紹介】小児科医(小児科専門医、小児神経専門医、てんかん専門医)&作家。病気や障がいのある子どもの兄弟姉妹(以下、きょうだい)を支援するための絵本「みんなとおなじくできないよ」や「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」の作者。自身もきょうだいとして育ち、小児科医として働くかたわら、子どもの心を育てる一般社団法人Yukuri-te(ゆくりて)を設立し活動している。詳しくは、法人ホームページをご覧ください。絵本「みんなとおなじくできないよ」を Amazonで見てみる書籍「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」を Amazonで見てみる
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こんばんは。絵本「みんなとおなじくできないよ」や「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」の作者で、小児科医の湯浅正太です。このチャンネルでは、子どもの心に関わる物事を気ままに発信しています。ですから、紅茶でも飲みながら、ゆる〜い気持ちで聴いてもらえればと思っています。
今年2022年、旧暦の7月7日は、新暦だと8月4日みたいなので、今年の七夕は7月7日(木)と8月4日(木)ですね。どちらの日であっても、短冊に願い事ができる日があるとなんだか嬉しいものです。僕が小さい頃なんかは、サッカー選手になると書いていた気がします。そうやって願い事をできる機会があるだけで、なんだかワクワクできる。それって、素晴らしいことですね。
僕の病院でも七夕の時期には、病棟にやってきてくれた子どもたちに短冊に願い事を書いてもらうことがありました。例えば「早く病気が良くなりますように」「早く退院してゲームができますように」、そんなことが書いてありました。中には、そんな七夕の短冊に、自分のことではなく、他人のことを書いてくれている子どもたちもいました。
先日子どもの心の中に育てたい「相手を思いやる気持ち」についてお話ししましたが、ラジオネーム「ゆっこ」さんがコメントをくれていました。どうもありがとうございます。ちょっとご紹介しますね。
「『ものがたりで考える医師のためのリベラルアーツ』購入しました。手のひらサイズ、表紙も素敵。うなずきながら読ませていただきました。宝物にします。
小4の娘は、親友がいて、『明日の陸上の試合頑張ってね』と、自宅に手作りのお守りを届けてくれました。イニシャルと、『全力』とフェルトを縫ってありました。
明日の試合に間に合うように、作ってくれていたと思うと、ほっこりしたし、そんな親友がいること、ありがたいです。相手を思う気持ち。つながりを感じましたので、コメントさせていただきました」。
どうもありがとうございます。相手のことを思いやって行動できるって、やはりすごいことですね。その親友の子も、娘さんが喜ぶ姿を見て幸せな気持ちになったでしょうね。そうやって、相手を喜ばせることで得られる貴重なものを理解していくのでしょうね。
また、娘さんも、親友が自分のためにしてくれた行動を見て、相手を思いやる行動で相手がどんな気持ちを抱くのかを自分自身で体験したわけですね。そういう体験を積むからこそ、誰かのために行動しようとする心が育ちますね。
そんな「相手を思いやる行動」は、いつまでも大切にしたい行動ですね。こういうコメントを読ませていただくと、読んでいる僕もホッとします。人と人とがつながれた、心が和むエピソード、これからもお待ちしています。
今日は短いですけど、これで終わります。
色々あるかも知れませんが、だいじょうぶ。
まあ、なんとかなりますよ。
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