子どもの「生きる」を考える
子どもの「生きる」を考える
小児科医・作家
一般社団法人Yukuri-te
代表理事 
湯浅正太
みんなとおなじくできないよ

努力を認めてあげれば失敗も成功につながる

2022/06/28

記事【努力を認めてあげれば失敗も成功につながる】

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【この記事の執筆者(湯浅正太)の自己紹介】小児科医(小児科専門医、小児神経専門医、てんかん専門医)&作家。病気や障がいのある子どもの兄弟姉妹(以下、きょうだい)を支援するための絵本「みんなとおなじくできないよ」や「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」の作者。自身もきょうだいとして育ち、小児科医として働くかたわら、子どもの心を育てる一般社団法人Yukuri-te(ゆくりて)を設立し活動している。詳しくは、法人ホームページをご覧ください。絵本「みんなとおなじくできないよ」を Amazonで見てみる書籍「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」を Amazonで見てみる

#努力を認めてあげれば失敗も成功につながる #子育て #小児科医 #湯浅正太

こんばんは。絵本「みんなとおなじくできないよ」や「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」の作者で、小児科医の湯浅正太です。このチャンネルでは、子どもの心に関わる物事を気ままに発信しています。ですから、紅茶でも飲みながら、ゆる〜い気持ちで聴いてもらえればと思っています。

今日は早速コメントをご紹介したいと思います。ラジオネーム「ラベンダー」さん。「ラベンダー」さんのコメントは、1週間前にいただいたコメントですね。どうもありがとうございます。

「おはようございます。先生のボイシーを聴かせてもらっています。これからの日本の教育が変わって行くことを心から願い期待し、希望を持ちながら、楽しみに聴かせてもらっています。 3人の子育てしてをしている私にも、微力ながら何かできることがあればと思いながら、でも、目の前の子育てに精一杯の毎日です。

先生のされている活動が、悩んでいたり頑張ってるお母さん達に届きますように✨きっとほっとしたり希望を持たれたりされると思います。 今後もボイシーと先生のご活躍楽しみにしています✨ いつもありがとうございます✨

ボイシーの方にコメント入れようか、どうかと思いましたが、どこの回に入れたら、とか迷いましたので、こちらに送らせてもらいました。 公にコメントをするのはとても苦手ですが、今回初めて思い切ってしてみました! 息子の事で悩み多き母ちゃんです。

今朝も朝練に行く時間に、何度も起こすけど、結局起きなくて…怒りで頭の血管が切れそうなくらいになったので、どうにか気持ちを落ち着けようと先生のボイシーを色々聴いています😊 息子は高2で、部活の推薦で高校に入ったのですが、最近はやる気がなくなり、朝練がきついから行きたくないと言って起きれずに、負い目から先生に連絡もできず、無断で休むことが多くなっています。

担任や部活の先生は息子の特性を寛大に理解していただいているので有難く思っているのですが、本人はそれでもきついようです。 このままでは学校や部活、部員にも迷惑なので、少し前に辞めるか辞めないかを話し合いました。来年の総体まであと1年頑張って続ける!と言ったのですが、やっぱり頑張れなくて、今日は体がきついと言って起きれず、学校まで休みました。

したくない事を続けることは気持ち的にきついと言っています。 本人も色んなことで悩み考えているのはわかります。部活のこと、勉強の事、将来の事… 高校に入り、ネットで調べたら、自分は発達障害に当てはまるという事を言ってきました。忘れ物はかなり多いです。病院で診断はもらっていませんが、それを理由に周りに大目にみてもらいたい!という気持ちもあったり。逃げからかもしれませんが、今は部活より勉強の方をしたい!と言って、中学校で全然勉強しなかったことを後悔し、今、やっと勉強の大切さに気付いたようで、中学校の勉強からやり直して大学を目指したい、と言って勉強の意欲はかなりありますが、部活の後は疲れて。気持ちはあっても少ししか勉強できないという感じです。

きつがって悩んでいる子どもの力になりたいと思っていますが、部活を辞めることは気持ち的にも体的にも楽にはなるけど、いい事に思えなくて…。 心が楽になるのは辞めることですが、あと1年、何とか続けてもらいたいと思っているのは親のエゴなのかなと思ったり。これ以上続けるのは心的に難しいのであれば、辞めさせてあげた方がいいかなとも思っています。

そんなこんなの毎日です。 先生のボイシーを聴きながら、今、心を癒しています。 いい方向に行くように、前向きに、色々やれることはやってみようと思います。 朝から大人の正論をぶつけて、怒りまくりました。先生の優しい声のボイシーを聴いて、だいぶ気持ちも落ち着きました。本当にいつもお忙しい中にボイシーをありがとうございます✨ 気分転換に散歩してきます。気持ちを切り替えて、子どもの心に寄り添えるようにしたいと思います。どんな事があっても安定した心で日常を送れるようにしたいと思います。 先生のボイシーがあってよかった!と思える朝でした🌱 いつもありがとうございます🌈 長々と失礼しました🙇‍♀️」

どうもありがとうございます。このコメントはYukuri-teのLINEにいただいたコメントですね。実は、部活や学校の行事によって、ストレスフルになって、部活や学校の行事はおろか、学校にさえ行けなくなる子どもは少なくないのです。例えば、ストレスのあまり、本当は身体に異常はないのですが、足が動かなくなるとか、けいれんのような動きをするとか、そんな症状を示してしまう子どもが実際にいるのですね。

そんな子どもたちを診察している立場の僕は、やはり「ストレスは適度に」と考えています。心のバランスを大切にして、ストレスを適度にしたうえで、人生の選択を考えてほしいなと思うのですね。

どんな子どもにも、向き不向きというものがあります。それは、体の体質の影響も受けます。その子が頑張ろうと思っていても、どうしようもないこともあるのです。そんな時には、困難から逃げても良い保証を与えてあげることも大切だと思っています。

それは、子どもに限ったことではありません。大人ももちろんそうです。社会人として仕事のパフォーマンスを維持するために大切なことは、心の余裕です。仕事をする中で適切な判断をするために大切なものは、やはり心の余裕です。怒りの感情があったり、疲れが溜まった状態では、その人自身の能力を発揮できないものですね。

だからこそ、しっかり休むことの大切さを学ぶわけです。いつまで経っても会社に残っている会社員、いつまで経っても病院に残っている医療者がいれば、「早く帰って休みなさい」と促すのは、そのためです。社会人になると、その人なりに休んで仕事のパフォーマンスの質を維持することは、社会人としての責任と言っても良いかもしれません。

でも、そんなオン・オフの身のこなしができるようになるまでには、様々な経験が必要です。様々な経験の中で試行錯誤しながら、もちろん失敗もあるでしょう。そんな色々な経験の中で大切なものは、家族のつながりですね。「どんなことがあっても、親がついている」、そんな風に思えるつながりがあるからこそ、子どもたちは様々な人生のステージを上がっていけるのです。

そういった人生の物事の中で、親があえて逃げ道を作ってあげることも大切です。逃げ道を経験することで、その後も困難な場面から逃げる癖がつくのではないか、と考える人もいるかもしれません。でも実際には、そんなことはありません。ただ、親が逃げ道を作ってあげるうえで、親の大切な姿勢があります。それは、「あなたは十分に頑張った」という、子どもを認めてあげる姿勢です。逃げ道を作ってあげながらも、その子を認めてあげる。その姿勢が欠かせないのです。

この続きは明日お話ししたいと思います。

だいじょうぶ。

まあ、なんとかなりますよ。

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