子どもの「生きる」を考える
子どもの「生きる」を考える
小児科医・作家
一般社団法人Yukuri-te
代表理事 
湯浅正太
みんなとおなじくできないよ

無駄は無駄ではなくすべてつながる

2022/06/20

記事【無駄は無駄ではなくすべてつながる】

このブログ記事の内容は、Voicyでも配信しています。

【この記事の執筆者(湯浅正太)の自己紹介】小児科医(小児科専門医、小児神経専門医、てんかん専門医)&作家。病気や障がいのある子どもの兄弟姉妹(以下、きょうだい)を支援するための絵本「みんなとおなじくできないよ」や「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」の作者。自身もきょうだいとして育ち、小児科医として働くかたわら、子どもの心を育てる一般社団法人Yukuri-te(ゆくりて)を設立し活動している。詳しくは、法人ホームページをご覧ください。絵本「みんなとおなじくできないよ」を Amazonで見てみる書籍「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」を Amazonで見てみる

#無駄は無駄ではなくすべてつながる #上半期を振り返ろう #子育て #小児科医 #湯浅正太

こんばんは。絵本「みんなとおなじくできないよ」や「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」の作者で、小児科医の湯浅正太です。このチャンネルでは、子どもの心に関わる物事を気ままに発信しています。ですから、紅茶でも飲みながら、ゆる〜い気持ちで聴いてもらえればと思っています。

リスナーの皆さん、いつも色々なコメントを送ってくださってどうもありがとうございます。

今日も早速コメントをご紹介したいと思います。ラジオネーム「SeaGreen」さん。コメントどうもありがとうございます。

「いつも素晴らしい視点の共有ありがとうございます。湯浅先生のお考えをお聞きしたくてコメントします。ニュージーランドで3歳の双子を育てています。こちらは幼稚園の登校日数を選ぶことができ、うちは週3日通わせています。そのうち2日は2人同時に、1日は1人ずつの日を設けています。母子2人の時間を過ごすためと、双子に依存し過ぎない社会性を築いてほしいからです。1人は、登校時ゴネながらも、お迎えの頃にはお友達と遊んでいる姿を見ることができます。しかし、もう一人は、幼稚園の時間を苦痛に感じているのではと思います。お迎え時も1人で、トボトボと私の方に向かってきます。毎週でです。先生がおっしゃるように、この時期は今しかなく、時間をやり過ごすだけの無駄な時間はなるべく取り除いてあげたいです。ですが、双子が1人で登校する時間は、もう1人の子が母を独り占めする唯一の時間。なので、1人だけ1人登校の日をやめるわけにはいきません。ですが、双子の特性はぞれぞれで、まったく同じ扱いをする必要もないとは思っています。このジレンマをどう乗り越えるのがいいのか、お知恵をお借りできたらと思います。長文失礼しました」。

どうもありがとうございます。ニュージーランドからコメントをいただいたのですね。今はインターネットさえあれば、どこからでも情報の伝達ができて本当に便利ですね。これからも、コメントを送ってきてみてください。

「SeaGreen」さんがお子さんたちへの対応を真剣に考えて、一人ひとりへの関わりを大切にしたいという気持ちが伝わってきました。そんな「SeaGreen」さんには、子どもの発達に伴って量から質へと変えていくつながりについてお話ししたいと思います。

そんなお話をする前に、大事なことなのでいきなりちょっと話が脱線します。不思議なものですが、人は「〜したい」と思っていると、その人が取り組む物事はそういう方向に進んでいくものです。例えば、医師になりたい、本を書きたい、絵本を作りたい。そんなことを思っていたから、僕は今そんなことをしています。それと同じように、「優しい子どもを育てたい」、そう思っていると、そういう子どもが育ちます。嘘ではありません。そうなるものです。

目標を持っていると、すべての行動がその目標に向かって自動的に調整されていくものです。物事を達成するまでは、「自分の目標に向かって進んでいけているのかな?」と不安に思うこともあるかもしれませんが、着実にその目標に向かって進んでいるものです。

そして、その過程で騙されやすいことがあります。それは、心の中に目標がある時こそ、無駄と感じる物事が多く出てくるということです。逆に、「無駄」を意識できているということは、自分の中に「〜したい」という目標があるからです。そういった価値を置いたものがあるからこそ、その目標とは違うものを「無駄」と意識することができるようになるのです。

でも、です。騙されないでください。その無駄と感じている物事も、後で振り返るとつながるものです。その時々には無駄に思えても、目標さえしっかり持っていれば、その無駄だと思えた物事が一つひとつつながっていくものです。無駄と思っていた出来事が、実は無駄ではないということです。不思議なものですが、そういうものです。

「無駄」を意識できているのなら、「目標」が意識できているはず。「目標」が意識できていれば、人の行動はその目標に向かっていくものです。そうやって、日常生活のあらゆる物事がつながって、目標を達成に導きます。

なので、「SeaGreen」さんが子どもたちに個別に関わってあげたいという意識を持っているからこそ、「無駄」を意識できていることがよくわかります。そのことがわかったので、「SeaGreen」さんの生活はその目標に向かって調整が始まっています。もうすでにスタートがきれている、ということです。これって、すごいことなのですよ。

忘れないうちに、そのことは伝えておきたくて、初めに少し脱線しました。子どもへの関わりが、その子の一生を左右すると言っても過言ではないことを「SeaGreen」さんは理解されているのだろうと思います。ぜひ「無駄」という意識に騙されないでください。目標あるいはコンセプトさえしっかりしていれば、無駄は必ずつながります。

僕のこのvoicyの話も、上半期を振り返ってみて、色々なお話をさせていただきました。そしてその放送の一つひとつは、将来色々な形ですべてつながると思っています。そして色々なイベントを行うと、その時には予想もできなかった嬉しい展開があるものです。すべてやはりつながるのですね。

そのことをあらかじめお伝えしたうえで、ここから双子への関わりを考えたいと思います。と思っていたら、こんな時間になってしまったので、明日双子への関わりについてお話ししたいと思います。その答えは、子どもの発達とともにつながりの意識を量から質へ変化させていく、ということです。

今日はこれで終わりますね。

だいじょうぶ。

まあ、なんとかなりますよ。

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