小児科医・作家
一般社団法人Yukuri-te代表理事
湯浅正太
子どもの「生きる」を考える

働くことを子どもへ教えるなら

2022/06/08

記事【働くことを子どもへ教えるなら】

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【この記事の執筆者(湯浅正太)の自己紹介】小児科医(小児科専門医、小児神経専門医、てんかん専門医)&作家。病気や障がいのある子どもの兄弟姉妹(以下、きょうだい)を支援するための絵本「みんなとおなじくできないよ」や「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」の作者。自身もきょうだいとして育ち、小児科医として働くかたわら、子どもの心を育てる一般社団法人Yukuri-te(ゆくりて)を設立し活動している。詳しくは、法人ホームページをご覧ください。絵本「みんなとおなじくできないよ」を Amazonで見てみる「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」を Amazonで見てみる

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こんばんは。絵本「みんなとおなじくできないよ」や「ものがたりで考える 医師のためのリベラルアーツ」の作者で、小児科医の湯浅正太です。このチャンネルでは、子どもの心に関わる物事を気ままに発信しています。ですから、紅茶でも飲みながら、ゆる〜い気持ちで聴いてもらえればと思っています。

今日も早速コメントをご紹介したいと思います。

ラジオネーム「わくわくOKAMI(女将)」さん。コメントどうもありがとうございます。

「はじめてコメントします。3歳の娘の子育てをしながらフリーランスで在宅ワークをしています。最近、夫にイライラしてしまう毎日が続いています。わたしが求めすぎだと思うのですが、特に子育てで。目の前に夫はいるのに、なぜかわたしはワンオペ…。わからないからやらない、と言われます。本来は優しい人なので、うまくパパとして夫も動きやすいように…わたしがうまく声かけできたらと思う毎日。共通点を見つける、という視点で考えてみたら、少しイライラが緩和しそうな気がしました」。

コメントどうもありがとうございます。初めてのコメント、大歓迎です。これからも色々なコメントを送ってきてみてください。「わくわくOKAMI(女将)」さんのように、今は在宅ワークをしていらっしゃる方も多くなってきましたよね。ワークライフバランスを考えた時に、自宅にいながらできることを増やすことは大切ですね。

大人になって、色々な働き方があって、楽しい生き方をしている人がたくさんいることを知ると、子どもの時期に仕事のあり方を学ぶ授業を受けさせてあげたいと思いますね。僕が学校で受けた仕事についての学びは、教科書に働いている大人の写真が載っていて、そのページにその人の職業のことが少し書いてある、そんな授業だった気がします。

でも、子どもからしたら、そういう授業はちょっと退屈ですよね。働くということを学ぶのであれば、今社会で活躍している人などを色々取り上げて、その人がどんなことを考えながら、その仕事を始めるようになったのか、そんなリアルがわかった方が良いですね。

人生を通しての働き方も色々あって、色々な職業を点々としながらキャリアアップを図る方法もあるし、いくつかの職業を兼業することだって珍しくありません。そういった働き方を選択する大人たちには、そういった決定に至るまでの色々な苦楽がある。そんな、楽しかったり大変だったりする過程も知ってもらいたいと思います。そうやって大人って生きているんだ、と学んでもらえれば良いなと思います。

そういう職業選択も含めた働き方を学ぶ中で、お金を得るにはどうしたら良いのかといったことを学ぶことができるようになります。ただ、お金の価値や収入について学ぶ際には、価値観が偏ってしまうこともあるので、偏った考え方にそれないように大人が役割を果たしたいですね。

そして、色々な職業を学ぶ中で、人には色々な才能があって、その才能を育てる方法も色々あることを学びます。学びには、学校で学ぶ教科以外にもたくさんあることを学ぶでしょう。でも同時に、たくさんある学びは相互に繋がるもので、学校での学びも役立つことだって学ぶはずです。

以前にこんな子どもが外来に来てくれました。その子は学校の生活にうまく馴染めずに、自宅でこんなことを親御さんたちに言っていたそうです。「僕は将来あまり稼げないと思うから、家族に申し訳ないな」って言っていたのだそうです。

大人の世界を色々経験している僕は、学校で評価される能力は、その子が持っている能力の一部分にしかすぎない、ということを知っています。そんな僕からすると、子どもが学校の教育だけで人生を悲観してしまうとしたら、そんなもったいないことはない、と思うのですね。

世の中で活躍している人の中には、学校で評価されていなかったけれど、社会に出て大成している人もいます。学校以外の場所で、自分の才能に気づいてもらって成功しているなんてこともあるわけです。そういった現実を知っている僕からしたら、「自分の才能を認めてくれる大人は必ずいる」、そんな風に子どもたちに理解してもらいたいと思うわけです。

そんな、子どものもつ能力を信じるということを、少なくとも夫婦の共通点で持っていただきたいと思います。社会でどんな評価をされようと、自分の子どもを信じる。その影響は、子どもの将来に必ず現れます。「お母さんやお父さんはわたし/僕のことを信じてくれたから、ここまでやってこれた」、そんな風に思える大人に育つはずです。それだけの親子のつながりがあれば、その子の人生は安泰です。

だいじょうぶ。

まあ、なんとかなりますよ。

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