子どもの「生きる」を考える
子どもの「生きる」を考える
小児科医・作家
一般社団法人Yukuri-te
代表理事 
湯浅正太
みんなとおなじくできないよ

講演会からの帰り道に思うこと

2022/05/05
#講演会からの帰り道に思うこと #子育て #小児科医 #湯浅正太

記事【講演会からの帰り道に思うこと】

こんばんは。絵本「みんなとおなじくできないよ」の作者で、小児科医の湯浅正太です。このチャンネルでは、子どもの心に関わる物事を気ままに発信しています。ですから、紅茶でも飲みながら、ゆる〜い気持ちで聴いてもらえればと思っています。

今は、岐阜県での講演を終えて、自宅へ帰っているところです。講演会に来てくださった方々、どうもありがとうございました。今日の講演会には高校生たちも参加してくれていました。そんな高校生が、「つながりをつくれるように心がけたいと思います」という感想を教えてくれました。嬉しかったです。せひつながりを意識して、自分たちの時代をつくっていってもらいたいと思います。そうやって色々な人とのつながりを感じながら、僕もエネルギーをもらいました。

今日は、講演会からの帰り道に思うことというテーマでコメントにお答えしながら、子どもの生きるを考えたいと思います。

このブログ記事の内容は、Voicyでも配信しています。

【この記事の執筆者(湯浅正太)の自己紹介】小児科医(小児科専門医、小児神経専門医、てんかん専門医)&作家。病気や障がいのある子どもの兄弟姉妹(以下、きょうだい)を支援するための絵本「みんなとおなじくできないよ」の作者。自身もきょうだいとして育ち、小児科医として働くかたわら、子どもの心を育てる一般社団法人Yukuri-te(ゆくりて)を設立し活動している。詳しくは、法人ホームページをご覧ください。絵本「みんなとおなじくできないよ」を Amazonで見てみる

夫婦での子どもへの関わりの違い

最近は色々なコメントを送っていただけるので、ありがたい限りです。どんどん遠慮なくコメントを送っていただければと思います。それでは、コメントをご紹介させていただきます。

ラジオネームみほさん。どうもありがとうございます。

「いつもありがとうございます。スマホを取り上げろと言う夫も、家族がいるリビングでスマホを触っています。食事以外の時間は自室で一人過ごすことが多く、私からの連絡も同じ家に居ながらメールだったり。相談しても独自の理論で正論?を述べ、私を黙らせてしまうので、夫にスマホ使用を控えさせることは子ども以上に困難です。夫は子どもにまったく愛情が無いわけでは無いのですが、何事も夫婦で子どもへの関わり方が違い、子どもへの影響が心配です。娘のスマホ問題、使わせながら徐々に時間を減らしていきたいです。音楽も絵も、直接やってみる方向に・・。」

みほさん、どうもありがとうございます。以前の放送でもお話しましたが、男性と女性とで子どもへの接し方が違うということはありますね。子どもへの愛情はあるけれど、その愛情の表現方法がどこか違う。そこに、もどかしさを感じるということですね。

男性は、どうしても論理的に物事を片付けようとしてしまうところもあるかもしれません。寄り添いそっと関わるというよりも、どこか割り切った関わり方かもしれません。それは、女性からすると、どこか冷めていて、機械的に映ってしまうこともあるものです。

そんな場合は、お母さんと娘さんとがつながれたエピソードを短くまとめて、食事の時などにそっとお父さんに伝えてみてください。詳細でなくて結構です。そっと伝えるだけで結構です。こちらから、わざとつながりをつくるという視点で、お父さんと娘さんとのつながりをわざとつくってみてください。

お父さん自身は変わりませんが、それでも娘さんのことを少しずつ意識するようになります。

愛を与えて、また、もらうということ

次に、ラジオネームあぴかさん。コメント、ありがとうございます。

「私はいつも母からの愛に飢えていました。それは年の差のある弟や祖父母に手間がかかり、私は放置されてました。そして、私が大人になり母からの依存に苦しめられていました。私は子どもたちには何をおいても愛を注いできました。まさに先生のお話を聞いてて、そのことを思い出しました。それでも子育ての中は色々ありましたが(不登校など)、今は大人になった子どもたちに癒されてるのをいつも感じています。感謝です。いつも先生のお話で自分の心の中を言語化してもらって、救われています。」

あぴかさん、どうもありがとうございます。「お母さんからの愛に飢えていた」おぴかさんが、自分の子どもたちに愛を注ぐということで、必ずあぴかさんも愛を補充しているはずです。だからこそ、子どもたちに癒されることを実感できているということです。心は鏡のようで、愛を注がれた子どもたちを見ることで、自分も愛を注がれる。不思議ですが、そういうものです。

愛を注ぐということが、あたかも一方通行のように感じるかもしれませんが、実は違うということです。子どもたちに愛を与える過程で、親自身も子どもたちから愛を与えてもらっていたんだと気づきます。過去にどんな体験をしていようと、子どもに愛を与えたあぴかさんは、昔母親から受けたかった愛を感じている。愛を克服するには、やはり愛ということですね。

こうでなくてもいい世界

そして、ラジオネームひのきさん。コメント、ありがとうございます。

「いつもエネルギーを頂いております。中間を意識することで、偏りに気づいて中間に戻ることができれば、人とつながれるということ、最近やっと少しずつですが意識するようになりました。また人とつながれると生活に色が戻ります。湯浅先生のつながりを発信される指針となるものが私の中で、よりつながりました。」

ひのきさん、どうもありがとうございます。中間を意識することで、「こうでなければなれない」という思考を取っ払らうことができる。すると、人とつながりやすくなる。そんなことが多いですよね。

僕も医療者として、「こうでなければならない」よりも「こうでなくてもいい」という考えの価値を感じます。例えば、患者さんの治療を考えるにあたっても、医療を経験して間もない医師だと治療の選択肢に余裕がないものです。「この治療でなければならない」と一つの治療法に固執してしまう。

でも医療現場での経験を積むと、治療の選択肢に幅が出る。色々な治療法を知りながら、それぞれの患者さんにあった治療法を選択することができるようになる。そういうものです。そして治療法の選択に余裕ができるからこそ、医師自身に心の余裕が生まれる。医師に心の余裕があるからこそ、患者さんにも心の余裕が生まれます。「こうでなくてもいい」がわかるようになると、やはり世界は変わります。

そんな風に色々思うところがあります。だいじょうぶ。まあ、なんとかなりますよ。

記事のポイント!

  • 夫婦での関わり方は違うもの
  • 愛を与えたあなたは、愛をもらう
  • 「こうでなくてもいい」は大切

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