小児科医・作家
一般社団法人Yukuri-te代表理事
湯浅正太
子どもの「生きる」を考える

子どもに言わないという選択

2022/02/22
#やらないという選択 #子どもに言わないという選択 #子育て #小児科医 #湯浅正太

記事【子どもに言わないという選択】

絵本「みんなとおなじくできないよ」の作者で、小児科医の湯浅正太です。このチャンネルでは、子どもの心を育てるうえで役立つ情報を発信しています。そんな、子どもの心を育てるということを、あまりかたく感じないでください。ですから、紅茶でも飲みながら、ゆる〜い気持ちで聴いてもらえればと思っています。

今回は、子どもに言わないという選択についてお話ししたいと思います。

このブログ記事の内容は、Voicyでも配信しています。

【この記事の執筆者(湯浅正太)の自己紹介】小児科医(小児科専門医、小児神経専門医、てんかん専門医)&作家。病気や障がいのある子どもの兄弟姉妹(以下、きょうだい)を支援するための絵本「みんなとおなじくできないよ」の作者。自身もきょうだいとして育ち、小児科医として働くかたわら、子どもの心を育てる一般社団法人Yukuri-te(ゆくりて)を設立し活動している。詳しくは、法人ホームページをご覧ください。絵本「みんなとおなじくできないよ」を Amazonで見てみる

子どもの習慣

あなたは何かを子どもにやらせたい時に、どうしますか?「コレ、やっときなさい!」「アレ、やったの?」そんな風に子どもに伝えたりすることはありますか?そんな時、子どもは言うことを聞きますか?おそらく大人の言うことをなかなか聞いてくれていないことが多いのではないでしょうか。

世の中には、自主的に課題をおこなおうとする子どもはいます。自分で「今日は宿題があるから、最初にやっておこう」「あ、もうこんな時間だ。アレやらなきゃ。」そんな風に自分で自分をコントロールできる子どもは、実際にいます。あなたの子どもの頃はどうだったですか?

例えば、お風呂について考えてみましょう。たいていの子どもは、お風呂に入ります。ある時間になったら、お風呂に入ろうとする。もしもお風呂がわいていなかったら、「お風呂、わいてないよ」と文句を言ってくるかもしれません。そんな風にしっかりお風呂に入る子どもでも、他の物事では親の言うことを聞かない場合も少なくありません。

親の行動

では、どうして自主的にお風呂には入れるのに、他の物事になると自主的に行えないのでしょうか?そこには、どんな違いがあるのでしょう?

それは、親の行動です。

親が自主的にお風呂に入るという行動を子どもは毎日見ているので、子どもにとってもお風呂に入るのが当たり前になるからです。逆に親がお風呂に入らない家庭の場合は、それが当たり前なので、子どももお風呂に入ろうとしないでしょう。つまり、親の習慣が子どもの習慣になっているということです。

子どもが大きく変わる

実は、親が本を読む家庭では、本を読む子どもが育ちます。親がピアノをひく家庭では、ピアノをひく子どもが育ちます。親が自主的に課題に取り組もうとする家庭では、どんな子どもが育つでしょうか。そうです、自主的に課題に取り組む子どもが育ちます。

「子どもは親の背中を見て育つ」と言います。本当にその通りです。ですから、その子どもを見れば親の習慣がわかります。そういうものです。子どもの行動を口すっぱく注意している親御さんを時々見かけますが、子どもにそんなことを言わなくても、親が行動で示せば直せることはたくさんあります。

もちろん、子どもに言わない選択にはそれなりの覚悟がいります。それは、親自身の行動を変える、という覚悟です。でもその覚悟は、どんな言葉よりも子どもを大きく変えます。

今回はここまでです。

記事のポイント!

  • 毎日の当たり前が、子どもの習慣になる
  • 子どもは親を見て育つ
  • 親の行動が、子どもの行動になる

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